目標と理念
保育理念
教育・保育(子育て・子育ち)を通して、我が子と朋に育ち、我が子と共に学び、自分を発見して我が子と伴に生きるという仏教保育理念の実行。この理念のもと、子ども達の心身ともに健やかな形成に努めます。これが園と保護者の響存(ともに響き合う存在)の響働作業です。
- 朋 … ともに命を授かるという意味
- 共 … 仲間という意味
- 伴 … 苦楽を一緒に生きるという意味
教育・保育目標
明るい児 ~心身ともに健康な子ども~
- 生きる力のある子ども
- 健康な子ども
- 主体的な子ども
目指す子どもの姿
- 元気な子ども
- 自分からやる子ども
- 考える子ども
- 思いやりのある子ども
園の特色
仏教保育
人間完成の道を発見した「仏陀の教え」を学ぶことによって、充実した人生を送ることを目的としています。
園では、“仏の子どもになります・正しい教えを聞きます・みんな仲良くいたします”の「3つの誓い」のもとに、教えに馴染む機会を設けています。
- 週一の礼拝朝礼
毎週月曜日に朝礼をします。週の始まりに心身の落ち着きを取り戻し、読経・讃仏歌・お話を聞いています。 - 花まつり(4月)
お釈迦様の誕生日を祝い、綿々と続いていく命を、共に生きている大切さを学びます。 - 報恩講(11月)
浄土真宗宗祖・親鸞聖人の命日の法要です。親鸞聖人の教えを学びます。
撮影:©村井勇/アトリエラボン
豊かな自然に囲まれた環境の下での健康な身体づくり
当園は自然豊かな環境に囲まれ、四季の変化を楽しみながら自然の中で遊ぶことを大切にしています。
毎日の日課として戸外遊びを行うことで、心も身体も開放され豊かな心が育まれます。全身を使って走る、跳ぶ、登るなどの運動遊びや散歩などを通し、健康な身体づくりと体力の向上を目指しています。
小さい頃からの全身運動(木登り、農作業など)は、将来の運動能力、体力作りに繋がります。
主体性を育む教育・保育
「子どもを一人の人として尊重し、常に肯定的に関わります」
- 子ども自身が、家族(園では保育教諭)に大切にされ安心を感じることで、それが自己肯定感となり主体性が育ちます。
- 大人との良い信頼関係が基礎となり、次第に周りの友達との関係へと広がり、良い人間関係を築く力が育ちます。
「子ども達に毎日の生活と豊かな遊びを十分保障します」
- 乳幼児期の規則正しい生活は、子どもの生活リズムを安定させ、自分の生活に見通しを持てるようになり、物事を主体的にそして意欲的に取り組む力を育てます。当園では流れる日課を取り入れています。
~流れる日課とは~
- 一人一人の子どもの行為や生活全体がスムーズに流れることです。流れる日課の中で生活していると次に自分がどのような行為をするのか、自分の順番がいつまわってくるのかが分かってきます。 毎日の生活が規則的に繰り返され、次にくる出来事が分かるということは、子どもの安心感や落ち着いた雰囲気をもたらします。
「子どもの持っている力が十分発揮できるよう環境を整え、援助します」
- 主体的に自分で考え行動できる力、想像力、集中力は遊びの中で培われます。
- 子どもが自分でやりたい遊びを選べるような環境作りに取り組んでいます。室内には年齢に合わせた、ぬくもりのある木製玩具を備え、いくつかのコーナーで遊びに集中できるような環境構成を整えています。
- 大人の指示、命令で物事を解決するのではなく、「どうしよう?どうしたい?どうしたらいいかな?」と子どもが自分で考え、自分なりの答えを見いだせるような援助をしています。
撮影:©村井勇/アトリエラボン
こども園で大切にしていること

©村井勇/アトリエラボン
遊び
「遊びこそが子どもを育てる」主体的に自分で考え行動できる力、想像力、集中力、思いやりなど良い人間関係を築く力は遊びの中で培われます。
当園では、遊びが学びとなるような環境作りを行い、子どもの持っている力を十分に伸ばしていくことを大切にしています。
行事
お正月・節分・ひな祭り・七夕等は、日本の伝統文化を大切にした生活行事として行っています。
運動会・夏祭り・お楽しみ会・園外保育等は、日々の保育の中で子ども達に過度の負担を強いることなく育ちあえるよう、楽しく参加出来ることを目標にしています。その他、仏教行事として、花祭り・報恩講があります。


誕生会
1年に1度だけの大切な日としてお祝いをします。
誕生日当日は0歳児から5歳児までが各クラスで誕生会を行います。子どもにとっては自分だけの特別な日として、心に残る誕生日を迎えることが出来ます。

©村井勇/アトリエラボン
絵本
子ども達に良質な絵本にたくさん出会って欲しいという願いから、園には定番の選書された絵本など約2000冊が揃えられ、毎日の読み聞かせや貸出しを行っています。 良い絵本にたくさん触れた子は、人の話を聞く力が身に付き、集中力、想像力が養われます。月刊本は、その子の絵本としてご家庭でお楽しみ下さい。

©村井勇/アトリエラボン
食事
乳幼児の食事は健康的な食生活を身につける上で最も大切です。旬の食材や添加物の少ない食材・調味料を選んで使っています。
また、手作りおやつや段階を踏んだ離乳食の提供、アレルギー食への対応を出来る範囲内で実施しています。
乳児クラスでは子どもが意欲をもって食べられるよう、少人数での食事や介助、個々に合わせた食器にも配慮しています。
幼児クラスでは、クッキングを行い自分たちで作って食べる楽しさを経験しています。季節の野菜の収穫も行い、食べ物を育て収穫する喜びを味わえるようにしています。
名前の呼び方
当園では職員を「先生」という呼び方はしません。私たちの仕事は子どもに“教えたり”“指導”するのではなく、子どもが自分で出来るように自立に向けて“援助”することと考えています。従って職員は自分のことを「私」と言い、職員間の呼び方も名前もしくは苗字に「さん」をつけて呼ぶことを基本としています。
子ども達の呼び方については、名前のうしろに「さん」「ちゃん」をつけて呼ぶようにし、呼び捨てにはしないようにしています。子ども達や保護者の方々が職員をどう呼ぶかということについては特に決まりはありません。
保育体験
当園では、保育参観ではなく「保育体験」として保護者の皆様から、就労等の都合に合わせて、実際に園生活を体験していただいております。子どもと保護者の皆様が一緒に育ち合うための一つのきっかけになれば…我々大人が子ども達の側で成長する姿を応援し、大人に見守られてより良く育つように…そのような願いで行っております。